早春

監督:イエジー・スコリモフスキ

思春期の少年の性や年上への憧れといったものは、よく出ているし、70年代の雰囲気も感じることはできた。しかし、この主人公の少年の青臭さや自分勝手な行動にいらいらして、共感はできない。またスーザンにも魅力をあまり感じず、正直この二人がどうなろうと知ったこっちゃない。ただ、終盤のプールでのダイヤ探しから破滅へと向かうラストは良かった。