サンシャイン・クリーニング

監督:クリスティン・ジェフズ

ここに出てくる人達は負け組ばかりだ。家族全員が失敗の人生だが、どこかユーモアを感じさせ、そして必死で生きている。そんな姿が憎めない共感を覚えるんだよなぁ。低予算で作ったインディーズっぽい乾いた映像で、大きな事件は何も起きない(まあ家は燃えるが)その淡々とした描写は、派手なハリウッド映画の中では貴重な存在だ。お姫様のイメージが強いエイミー・アダムスだが、こういう普通の女性を観れたのも収穫。クリフトン・コリンズ・Jrも印象に残った。