狼は天使の匂い

監督:ルネ・クレマン

逃げるジャン=ルイ・トランティニャンとそれを追う男たち。逃げた先で、死体と出くわし、別のグループに捕まる。この序盤の展開が物凄く面白い。しかし捕まった後、犯罪グループたちとの共同生活をするんだが、ここから映画がモタモタし始める。犯罪映画の割には、疑似家族映画のような話になり、それ自体は悪くないのだが、こいつらが計画している終盤の犯罪がよく分からん。どういう目的なのか、何がしたいのかがさっぱり分からないので、正直ついていけなかった。ロバート・ライアンやレア・マッセリなど役者の魅力はあるが、それ以上にこの映画には沢山の疑問がありすぎる。