ショックプルーフ

監督:ダグラス・サーク

フィルムノワールという扱いだが、どっちかというとメロドラマ。サスペンスを撮ったつもりでも、メロドラマにしてしまうのはダグラス・サークがメロドラマの達人だからか。保護観察官が仮釈放された女に惹かれていくという許されざる愛から、全てを捨てた”愛の逃避行”へと移る展開はある意味純愛映画の王道と言っていいだろう。全く知らない役者だが、コーネル・ワイルドとパトリシア・ナイト二人ともいい芝居であった。