3時10分、決断のとき

監督:ジェームズ・マンゴールド

個人的にはオリジナルの「決断の3時10分」の方が好きだ。オリジナルの方が脇役たちもしっかり描かれていたし、ストーリーも練られていたし、何といっても悪役のグレン・フォードの静かなカリスマ性がとても印象に残ったからだ。今回のリメイク版は正直途中まではそれほどいいとは思わなかったが、ラストでオリジナルと大きく変えてきたので、なるほどそう来たかと思ったが、今の時代オリジナル版のような終わらせ方はあり得ないので、まあ変更したのは妥当だろうね。悪にならないとボスは務まらないといった男が、最後は本当の悪になりきれなかったということか。