4分間のピアニスト

監督:クリス・クラウス

ピアノの才能ある女囚と彼女に教えるピアノ教師との葛藤を暗く、じめじめと描いていて、ドイツっぽい独特の暗さが結構好みではある。しかしドイツ映画は必ずといっていいほど、過去の戦争の話を絡めてくるので、またそのパターンかとちょっと食傷気味かも。話自体は悪くはないが、終わってみるとそれほど感動的でもなく、クライマックスのピアノ演奏もあまり心に響かなかった。また主演2人のキャストの演技は素晴らしいが、地味すぎるのが暗くなってしまった最大の原因だと思う。