ファーストフード・ネイション

監督:リチャード・リンクレイター

この映画はいろいろな意味で私たちの知らない現実というものを見せてくれる。ファーストフード業界の舞台裏や肉ができるまでの工程、それだけに留まらずメキシコの貧困ぶりや環境問題など、多岐にわたって問題提起していて、分かりやすくそして面白い。確かにこの映画を見た後はハンバーガーを食べたくなくなるなあ。まあ全ての食品が100%安全なわけないのはわかっているけどさ。。。悪質な企業に国民は知らずに飼いならされ、さらに利益を増やした企業はぶくぶくと肥っていくという、まさに負の連鎖の過程を見せつけられ、腹立たしい限りだ。豪華な脇役なども見どころの一つではあり、特に気に入ったのはアンバー役のアシュレイ・ジョンソンが存在感があり光っていた。