運命の女

監督:エイドリアン・ライン

よく出来た大人の映画。不倫から殺人と「ダイヤルM」のようなありきたりの展開ではあるが、そこはエイドリアン・ライン、この手のドロドロした大人の映画は撮りなれているのでお手の物。大胆な中にも繊細な描写もあり、エイドリアン・ラインの演出力が大きく貢献している。役者陣も好演。中でもフランス男、オリヴィエ・マルティネスは説得力のある人選。あの時タクシーに乗っていたらというifの映像がいい。