暗いところで待ち合わせ

監督:天願大介

特異な設定は乙一らしい。その設定だけで引っ張るのは無理があるなと思われたが後半意外な展開をみせ、所々にネタは見せているがそれを観る側に分からせないように上手く誘導している。また盲目の人間の苦労や孤独も伝わったし、自分の居場所を見つけられない在日の男と中々一歩踏み出せない彼らに妙に共感してしまった。台湾出身のチェン・ボーリンはたどたどしい所もあるが、よくがんばっているとは思う。