ひまわり

監督:行定勲

行定勲の劇場公開監督デビュー作だが思ったより面白い。葬式のため故郷に帰りクラスメートと再会するという話に死んだ女性の思い出話を通して切ない記憶が甦る。回想シーンのセンチメンタルさや光を使った撮影の多用は行定らしく狙った感が出ていて岩井俊二の影響が見え隠れするがどうか。多少ミステリーっぽい所もあり、その辺をもっと突き詰めた方が良かったような気もする。個人的にこういうノスタルジックな映画に弱いんだよなー。