12人の優しい日本人

監督:中原俊

名作「十二人の怒れる男」を日本風にアレンジした密室劇。脚本は三谷幸喜で正直三谷は好きじゃないのでどうかと思ったが、これが意外に良く出来ていていい意味で裏切られた。話の流れが2段階になっていて最初はまあまあだったが、後半のひねりが上手く集中力が途切れない脚本も見事といえるのではないか。日本映画は台詞が聞き取りずらいのが難だが、この映画はそれが無くてよかった。会話が一番の肝なのでそこは評価。12人の役者たちもそれぞれ好演。