サンコースト

監督:ローラ・チン

兄が大きな病を抱えている。父親がいないシングルマザーの家で育った女子高生。病人のいる家族の姿を映している。母も娘もいろいろなものを犠牲にしてきた。仕事にしても学校生活にしても。その中で主人公の女子高生の出会いと別れを綴る。2000年初頭という設定もなんかいい。兄との思い出、母の愛情の偏りなどいろいろな経験をして少女は大人になる。ちょっとやさぐれた活動家のウディハレルソンに父親みたいなものを感じたのではないか。父に車の運転を教えてもらったことをふと思い出した。