不良姐御伝 猪の鹿お蝶

監督:鈴木則文

傑作。ただのイロモノ映画だと思っていたらとんでもない傑作だった。「キルビル」のオマージュらしいが、確かに影響が随所に見られた。つーかこんなの観てるタランティーノ恐るべし。復讐物だが話はとてもよく出来ている。東洋と西洋の融合や真っ裸のアクションだったり、沢山の濡れ場、列車内での格闘とシスター軍団、体に毒塗り、ムチでの拷問等々なんかもうセンスの塊であった。ラストの刀でのアクションと音楽も素晴らしかった。池玲子はスタイルいいし体当たりの熱演。クリスチナ・リンドバーグも綺麗。エログロナンセンスな魅力が爆発した痛快娯楽映画でした。