黒い画集 ある遭難

監督:杉江敏男

松本清張原作。中々面白かった。こういう山岳ミステリーはめずらしい。実際に登っているという鹿島槍でのロケの効果も満点。三人の男たちで山登りをするのだが、一人が事故死で始まり、その登山で何があったのか。死んだ男は終始体調が悪そうなのだが、まあそれでも不運な事故死に見えたのだが、その後三人組のリーダーと死んだ男の従兄で再び遭難のあった場所で同じように登ることになったのだが、そこで真相が分かる。若干登山だけで平凡かなと思いきや、終盤で面白くなり、ラストのオチもいい。隠れた佳作。