聖衣

監督:ヘンリー・コスター

キリスト映画。大作だけどそれほど派手さはなく、とても堅実な作りになっている。キリストを処刑したマーセラスという男に焦点を当て、違った切り口でキリスト伝説を見せる。この時代、TVも電話もラジオもパソコンもない時代は、こうやってある意味神秘的な力を匂わせ、信者を増やしていった。科学という概念がほとんどない時代は、信仰にすがるしかなかったんだろうね。最後は権力に背き、信仰に捧げる決意をして二人処刑に向かうとこは印象に残った。