キリングゲーム

監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン

あまり話題にならなかったし、デ・ニーロファンだがトラヴォルタとの共演も特に魅力を感じず、正直期待してなかった。しかしこれが予想以上に面白かった。もっとまぬけな映画かと思ったら意外に骨太で、二人の1対1の対決をじっくり煮込み、アクションの中に哀しみと贖罪をあぶり出す。戦いの後の二人の姿がお互いを認め、許し、苦しみから解放された余韻が切ない。中々渋い佳作。