キング・オブ・マンハッタン 危険な賭け

監督:ニコラス・ジャレッキー

監督デビュー作だからか、ややぎこちなかったり、それほど凄い映画ではないんだけど、のらりくらりと逃げ回り、なんとなく最後まで引っ張られた。リチャード・ギアはこんな役ばかりのような気もする。夫婦であったり、刑事であったり、取引先だったりと皆が誰かと交渉する映画で、結果誰も捕まらないんだけど、そこに幸せな姿は無かった。皆偽りの中で生きていて、妙にドライな映画だった。