キツツキと雨

監督:沖田修一

終わってみると、それほど大した映画とは思えないが、それでも最後まで観れてしまうのは、この映画になにか引きつける魅力があったからなのだろうか。木こりが映画製作にハマっていく感じが面白かったのか、その映画がゾンビ映画ってとこに興味が湧いたからなのかはよく分からない。ただ異業種の二人がぶつかることによって引き起こす笑いなり友情なりは、もっと面白く出来た気もするが、なんとなく物足りなさもある。前半の小栗を映画監督と分からせないやり方はいいのだが、そのネタのばらし方が上手くないのもイタイ。