監督：岩井俊二
いやー驚いた。ハリウッド（実際はカナダ？）で、これだけのことができるとは思わなかった。監督だけでなく脚本、撮影、音楽まで全てやってるじゃん。英語劇でも詩的できらめくような映像を残し、いつもの自分の作風を貫き、しっかり岩井ワールドを作り上げたのは立派。ファンタジーでなく、現実的な吸血鬼が自殺サイトを利用する話の展開も上手さを感じた。基本美しいものが好きなんだろうね、この監督は。美男美女ばかり集めてるのも、らしさが出ていた。そして意外にもケヴィン・ゼガーズが良かった。またレディバード役アデレイド・クレメンスもいかにも岩井俊二が好きそうな感じで、透明感と繊細さがあって個人的注目。蒼井優はぶっちゃけいなくてもよさそうだが。。。これだけやれるなら今後、ハリウッドで作品を撮ってほしい。
