監督：ジョージ・ヒッケンルーパー
結構エグイ話で、なかなか気に入った。主人公はとんでもない災難に見舞われるが、最後はしっとりした夫婦再生の話で落ち着いた。どうせなら、とことんエグイ話でもよかったんだけどね。また役者の顔ぶれがいい。アンディ・ガルシアが大人の色気でみせるし、幸薄なオリヴィア・ウィリアムズの一癖ありな顔もいい。Ｊ・マルグリーズ、Ｊ・コバーンも好演。そして何と言っても、ミック・ジャガーの存在自体がミステリアスで、独特の空気を作り出していて良かった。謎めいたホストが似合いすぎる。いろいろあったが、そのおかげで成功が見えた。そういう意味では、この映画にはいろいろな教訓が詰まっているよ。
