一命

監督:三池崇史

切腹」のリメイク。元々話自体面白いので、出来もそれなりにはいい。撮影も薄暗い室内のシーンは独特な空気がある。ちょっと雪に違和感のようなものを感じたが、ああそうかこれ3Dだったんだと納得。改めて観ると武士のプライドよりも狂言と知っててにやにやしながら切腹をさせる為、ちょっと姑息さを感じてしまった。命というものがこの時代、物凄い軽いもののように思えた。海老蔵は歌舞伎風の芝居と若すぎるとこが、ちと気にはなったが、監督はあの目力がほしかったんだろう。