一枚のハガキ

監督:新藤兼人

新藤兼人監督の遺作。撮影時98歳ですか。。。大したもんだ。原作は監督自身というのにも驚いた。監督の戦争に対する思い、自身の体験か分からないが、くじ引きで生き残った自分に対しての怒りややるせなさなどを滲ませ、戦死した者たちの分まで長く生き、映画を通して訴え続けた集大成のような作品ではないか。戦後何もない中でも必死で生きた日本人の姿を刮目せよ。