ウディ・アレンの 夢と犯罪

監督:ウディ・アレン

同じ犯罪ものでも、「マッチポイント」に比べるとキレがないし、何より前半がかなり退屈だ。それでも終わってみれば、それなりのものに仕上げているんだからウディ・アレンは流石だということなんだろう。ユアン・マクレガーコリン・ファレルの共演も見物だし、皮肉の利いた兄弟の末路もアレンらしく、まあアレン映画としては物足りなさを感じるが、コンスタントにこのレベルの映画が撮れるのは、やはり天才なんだろう。