17歳の肖像

監督:ロネ・シェルフィグ

いつの時代でもある普遍的なテーマで、大人への階段を上る少女の”教育”を地味に描いていて、クラシックな雰囲気が感じられた。人生に近道はないと理解しても、大人の世界への憧れや贅沢というものを知ってしまうと、本当の幸せとは何なのか考えてしまう。堅実に生きることが正しいのか、ラストの妙に冷めた感じが、ひねくれた大人にならなければいいが。。。キャリー・マリガンが大絶賛されたが、正直そこまで褒めるほどのものでもない。