タハーン 〜ロバと少年〜

監督:サントーシュ・シヴァン

インド映画というと陽気でテンション高いものが多いが、これは素朴な映画であり、発展を続けるインドとは別の側面が見られ、都会との大きな格差を感じた。内容は少年とロバの友情物語だが、その背景には生活の貧しさや戦争の犠牲になる子供たちなど、ただの動物もので終わらせないメッセージ性が込められていた。生きるために爆発物を運ぶのを仕事にしている子供達が実際にいるというのだから、なんかやるせないね。ラストは「隣人は静かに笑う」にならなくてよかった。ほんとハラハラしたよ。。。