アザーマン -もう一人の男-

監督:リチャード・エア

まあ不倫映画と言っていいと思うが、夫が不倫相手の男に素性を隠して会いに行くという話。監督がリチャード・エアーだけに、しっかりとしたドラマにはなっているし、リーアム・ニーソンアントニオ・バンデラスの共演も珍しい組合せだ。夫と不倫相手が面と向かって、どういう決着をつけるのかと思ったが、そういうことですか。最初からひた隠していた、ある事実を終盤になって明かすが、この辺の仕掛けは「愛を読むひと」の原作者ベルンハルト・シュリンクらしい所なのかな。