スミス都へ行く

監督:フランク・キャプラ

フランク・キャプラらしいアメリカの良心を描いたクラシックな名作。最初頼りなさそうで、ただのピエロだったジェームズ・スチュワートが実直なまでに正義を貫き、決して失ってはいけない誠実さや誇りというものを訴えた最後の演説は、オーバー気味ではあるが熱い思いが伝わり、J・スチュワートも大熱演。 ジーン・アーサークロード・レインズなど脇役たちも好演。大昔の映画なので、今のひねくれた時代では嘘臭いでかたずけられがちだが、この映画の精神はいつの時代でも無くしてはならないし、だからこそ今の日本の政治家にも観てほしいもんである。