恐怖との遭遇

監督:シドニー・ルメット

ジョン・ル・カレのスパイ小説を映画化したもので、さすがシドニー・ルメット面白い。冒頭、唐突な話の始まりに戸惑ったが、除々にスパイ映画の面白さである誰がスパイかというサスペンスもあり、意外とよく出来ている。役者陣も味があり、中でもシモーヌ・シニョレの存在感はすごい。まあ犯人は予想通りではあるが、終盤の演劇中の犯人探しのシーンは中々見せるものあり。まあ全体的には地味な映画だが、イギリスらしい渋いスパイ映画でした。