ストップ・ロス/戦火の逃亡者

監督:キンバリー・ピアース

イラク戦争の帰還兵たちの孤独や苦しみ、また負傷した者たちの厳しい現実など、イラク戦争のもう一つの違った一面が垣間見れる。また兵役期間を強制的に延長できる“ストップ・ロス”という制度を問題提起していて、アメリカの長期戦による兵士不足で、いっこうに終わらないイラク戦争の現状を物語っている。悪い映画ではないが、こういう制度があるんだなあという程度にしか印象に残らなかった。しかし最終的にあーいう決断をとったことは意外だったが、やはり家族や故郷を捨てることは相当の覚悟がいるよな。