監督：ガイ・リッチー
「スナッチ」以来久しぶりにガイ・リッチー映画を観たが、相変わらずのガイ・リッチーでこいつは何も変わっていない。シャープな映像やテンポいい編集も慣れたもんで、オープニングのクレジットもかっこいい。ただ10年前ならちやほやされたこれらのスタイルも、今じゃめずらしくない。いつものように大量の人物が登場し、全員が皆悪党ばかりで、善人が一人もいやしない。そして金を盗んだや裏切っただの話や１つの物事が、巡り巡って自分の所に帰ってくるという展開もいつものことで、まあ楽しいことは楽しいんだけど、そればかりでは流石に芸がない。役者では最近注目しているマーク・ストロングが出ていて、やっぱり彼はいいね。
