2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

インビテーション

監督:カリン・クサマ終始不穏な空気が漂っている。周りがおかしいと思わせておいて、自分自身がおかしかったとさらに思わせ、このまま終わったらつまらないなあと思ったら最後にドーン。最後にいろいろひっくり返してくれてよかった。こういう家に人が集ま…

エル・クラン

監督:パブロ・トラペロ家族ぐるみで身代金誘拐をしていたというアルゼンチンの実話。しかしこんなに何回も誘拐を繰り返すなんてさすがにバカだろ。しかも人質殺しちゃうし、こんなの捕まるに決まってる。一家の親父のふてぶてしさにも呆れるが、息子の被害…

キミとボクの距離

監督:ピーター・チェルソム火星人と地球人の恋。といっても火星で生まれた人間ってことだけど。テンポはよく、それなりには観れたけど、運命的な恋にしては余り感動はしなかった。ゲイリー・オールドマン歳取ったなあ。。。

ミニー・ゲッツの秘密

監督:マリエル・ヘラー70年代アメリカの解放感、セックスとドラッグ。正直話としては15の少女が性に目覚め、セックスをやりまくるってだけの映画だが、この時代の雰囲気は捉えていたと思う。主人公のずんぐりむっくり感など美人じゃないけど、抱き心地良…

ロスト・メモリー

監督:アレックス・シュミットドイツ産のサスペンス。テレビ映画っぽい雰囲気だが、それなりに話は練られていて最後まで飽きさせない。いじめは加害者は忘れるが、被害者は忘れないという典型。主人公には同情できない。むしろ痛い目にあえばいいとすら思え…

タルーラ 〜彼女たちの事情〜

監督:シアン・ヘダーそれぞれの母親の形。誘拐はあるが、それでも日常系のドラマだ。それなのにこれだけ引き付けるものがあるのは監督の力量だと思う。エレン・ペイジは三十歳だが十代でも通用しそうだ。アリソン・ジャネイもなんかいい顔してる。佳作。

恋の罪

監督:園子温初っ端の水野美紀のヌードに衝撃。つーかみんなガンガン脱いでるので、次第に裸に慣れてくる。話が冨樫真と神楽坂恵の女の対決が主軸になってしまって、本来の事件のサスペンスが薄れ変な世界へと迷い込む。園子温の独りよがりみたいなのがやや…

ムカデ人間

監督:トム・シックスなんだこれ。ようやく観れたが、もっとバカ映画かと思ったら意外とちゃんとしてた。でもシュールすぎる。先日観た「Mr.タスク」と構造は全く同じ。しかしバカなこと考えるよな。それは別にいいけど実行しちゃうとこが狂ってる。排泄…

冷たい熱帯魚

監督:園子温ようやく観れた。でも噂ほどぶっ飛んではなかったかな。いや相当狂ってはいるけどね。登場人物たちと同じで観てる方も除々に狂気に慣れてくるんだろう。そこがまあ怖いわけだが。。。でんでんは思ったより怖くなかった。でもその辺が逆にリアル…

浮き草たち

監督:アダム・レオンぶっちゃけ行動がイマイチよく分からなかったが、ロードムービーを通して除々に二人の関係が近づいていく過程に青春の甘くて苦い魅力があった。実際全然危険な旅ではないのはどこか拍子抜けだが、インディーズ映画の若さが溢れていた。…

手遅れの過去

監督:デニース・ホーク昔の探偵映画のようなロスの退廃的なムードはいい。驚異的な長回しなど観るべきものもある。ただねえどうもこの長回しが観辛くしていて、この映画に合ってるかというと疑問。なんてことない雰囲気映画かと思ったら、ラストの告白でよ…

くすぐり

監督:デイビット・ファリアー、ディラン・リーブどうも思っていたものと違った。くすぐり競技の裏側みたいなものを追っていくと思ったら、過去の犯罪者の追跡みたいになって、これがイマイチ面白くない。そもそも過去事件と同一人物なの?。巨悪に立ち向か…

監督:ジム・ミックルメキシコホラー「猟奇的な家族」のリメイク。オリジナルは観てない。うん悪くない。序盤は退屈だったけど、後半から加速する。まあ一種のマインドコントロールみたいなもんだな。宗教と同じでこういう家に生まれてしまったのがそもそも…

静かなる復讐

監督:ラウール・アレバロ悪くはない。物静かな男の復讐の旅。シンプルな魅力はあるのだが、もう少し盛り上がりやパンチがほしかった。渋みはあるんだけどね。

スペクトル

監督:ニック・マチュー最初は幽霊のような敵に興味が沸いたが、段々と平凡なアクションに落ち着いた。失敗した「プレデター」みたいな感じか。敵が多すぎるのもマイナス。どんどんと怖さが半減していく。無駄に金がかかってるだけに、逆に痛々しいものを感…

Mr.タスク

監督:ケヴィン・スミスいやあ何だコレ。セイウチ人間作るとかどんだけ狂ってんだよ。ケヴィン・スミスどうしちゃったんだ。映画史上でも上位のキチガイだろ。セイウチ人間最初に観た時の気持ち悪さといったら。。。あと意外にオスメントがいい。トッチャン…

この世に私の居場所なんてない

監督:メイコン・ブレアいかにもなインディーズっぽい作品。でも監督のセンスが光る。細かな笑いと終盤のバイオレンスなど今後の活躍が期待できる。メラニー・リンスキーの普通っぽさがいい。イライジャ・ウッドとのコンビもよかった。困難を経て自分の居場…

何者

監督:三浦大輔結構セリフの数々が胸を突き刺した。「頭のなかにあるうちは傑作」とか「内定もらえると全てが肯定された気分」とか。しかし生き辛い時代である。SNSとか今はこういうの使いこなさないといけないんだな。自分の頃の就職活動を思い出したが、今…

湯を沸かすほどの熱い愛

監督:中野量太いい映画。泣かせる映画であるのだが、意外とストーリーが練られている。時に驚かせるような展開も用意して、この家族の結束力をどんどん頑丈にしていく。そういったものをストーリーに上手く溶け込ませ、この家族が愛おしくなる。宮沢りえも…

マネー・ショート 華麗なる大逆転

監督:アダム・マッケイ細かい専門的なことはよくわからんが、当時の混乱や群像劇としては楽しめた。難しい題材をなるだけポップに仕上げ、スターを配置することによりある程度の取っつき難さを回避している。個人的には意外にもブラピに目がいった。スティ…

七つまでは神のうち

監督:三宅隆太時間軸の使い方などに多少良さは見えても、全体的には平凡なホラー。説明不足というか説得力がない現象が多すぎる。ホラーなのである程度は納得するが、不自然さがどうも最後まで付きまとう。それがありなら何でもありになってしまう。

ウォー・マシーン:戦争は話術だ!

監督:デヴィッド・ミショッドアフガニスタン紛争の閉塞感。一体何のために戦っているのか。もはや目的もよくわからなく、どこか作業的な戦争への皮肉が込められている。アメリカ人は反省しない、失敗した奴をクビにして後任を送るだけだという台詞が全て。…

愛しのグランマ

監督:ポール・ワイツリリー・トムリンの独壇場。ただ個人的にはこの婆さん余り好きにはなれないが。映画としては、孫と婆さんのロードムービーというのが全体的流れ。そこから婆さんの友人やら娘やら元彼やら元カノやらとの再会っていう、まあありがちなも…

ザ・ワン・アイ・ラブ

監督:チャーリー・マクダウェル「世にも奇妙な物語」にありそうな話。奇抜な設定は面白かったが、やはり短編向きなので長い時間やるには少々飽きてくる。まあ短めなのでありかな。オチは予想通りというか、やっぱりそういう風になるわな。

ビースト・オブ・ノー・ネーション

監督:キャリー・フクナガまあありがちなアフリカの子供たち。出来自体はいいけど、この手のアフリカの貧困と暴力はめずらしくないので、ややまたか感は強い。子供たちが普通に機関銃をぶっ放している世界。でもそうしないと生きていけない世界。中々アフリ…

ジョイ

監督:デヴィッド・O・ラッセルこれ未公開だったんだ。ジェニファー・ローレンス日本ではまだまだなのね。ラッセル+ローレンス+デニーロ+ブラッドリー・クーパーのこの組み合わせは3度目かな。かなりの信頼関係は伺える。前半かなり退屈で未公開やむな…

サイレンス

監督:マイク・フラナガン聾唖vs殺人鬼。悪くはない。普通に娯楽作としては安定してるが、どっかで観た様なストーリーとテレビのような超低予算が映画としては物足りなさが残る。暇つぶしには丁度いい。