2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

とらわれて夏

監督:ジェイソン・ライトマンまあ話的にはなんてことないのだが、アメリカの田舎町の雰囲気、そして音楽がいいので大甘評価。ジェイソン・ライトマンは安定感あるね。ジェームズ・ヴァン・ダー・ビークお久しぶり。ライトマン映画の常連J・K・シモンズも…

オール・イズ・ロスト 〜最後の手紙〜

監督:J・C・チャンダーレッドフォードの一人芝居。ほとんどセリフなし。しかも出演者はレッドフォードただ一人。海対人間の戦い。思ったよりもドラマ性が乏しく、淡々と大海原に取り残された人間の生還までの道のりを描く。老体に鞭打ったレッドフォード…

バーニング・ブライト

監督:カルロス・ブルックス前半は退屈。中盤から虎が家の中に入ってきて逃げ回る。そして外はハリケーンでドアに板が打ちつけられ出られない。密室の中で二人の姉弟が虎と戦うというシチュエーションはまあまあ面白かった。つーか虎が超恐い。CGでなく本…

オフィサー・ダウン

監督:ブライアン・A・ミラー最初は分からないことだらけ。後から除々にことの顛末が明らかになっていく手法。調査してる側が実は調査されてる側だったという話の展開はなかなか面白いと思った。ただそれでも複雑というか話がごちゃごちゃしすぎで、もう少…

あなたを抱きしめる日まで

監督:スティーヴン・フリアーズ実話なのか。英国らしい堅実な作品。もっとひねりが効いた映画かと思ったら、意外と正攻法というか真っすぐな映画だった。修道院というかカトリックというか結構昔はキナ臭いことしてたんだな。生き別れた息子がエイズですで…

死者の学園祭

監督:篠原哲雄赤川次郎原作。まあ安い映画。深田恭子のアイドル映画にすらなってない。筒井康隆が赤川次郎原作の映画に出てるのがなんか面白かった。セイン・カミュの浮きっぷりも凄い。とまあなんか妙ちくりんなミステリーだった。加藤雅也はかっこよかっ…

アニメミライ2015/音楽少女

監督:石倉賢一アニメーション制作はスタジオディーン。まあ普通の音楽に青春をかける少女たちの話。特に可もなく不可もなく。。。

アニメミライ2015/クミとチューリップ

総監督:手塚眞アニメーション制作は手塚プロダクション。悪くはない。が良くもない。なんというか父の呪縛から抜けられないといった印象。今風でない手塚風味な絵やセリフを排除したりとどこか懐かしい作風はいいんだけど、やや長く感じた。ピノコみたいな…

D坂の殺人事件

監督:実相寺昭雄昭和初期のいかがわしい雰囲気。裸の絵、贋作作り、緊縛プレイ、心理試験などなど怪しさ満載の江戸川乱歩の世界がここにある。雰囲気重視の前半はイマイチ乗れなかったが、後半の心理試験や解決編が面白かった。真田広之もよかったが、個人…

黒の駐車場

監督:弓削太郎シリーズ第6作。悪くはない。企業スパイ物といえばいいのかな。ちゃんとまとまってるし、オチもきっちり決まってるしまあまあな佳作ではある。ただもうひとつ何か物足りない気もする。駐車場関係ねえ。。。

悪魔の手毬唄

監督:渡辺邦男市川崑版は以前観たが、こんな話だったっけ?。全く内容が違くてウケた。石坂浩二の金田一像が一般化しすぎて、高倉健の金田一はイメージが違いすぎる。まあこっちの方が先なんだけどね。話が分かりずらく、勝手に登場人物たちが納得してるだ…

青天の霹靂

監督:劇団ひとり劇団ひとりの監督デビュー作。悪くはない。所々にいいと思えるとこもある。だがタイムスリップ物として余りにありがちすぎるし、なんか長編というより短編といった感じであまり腹にたまらない。ラストがあっけないのもなんか勿体ない。

人間蒸発

監督:今村昌平偽ドキュメンタリー。かなり実験的な作品で今のモキュメンタリーの先駆けのような気がする。最初は失踪人の人物像ばかりが焦点になって退屈だったが、後半肝心の失踪がどこかいき、姉と妹のいっしょに歩いていたいないの口論が延々と続き、な…

トカレフ

監督:パコ・カベサスまあ暇つぶし程度にはなるな。娘が殺され復讐の鬼と化す元ギャング。敵を殺しまくり、仲間も死に、死体の山を築いた先にある真相はまさになんやそれな結末。自分たちで過去をほじくり返した揚句、結局全然関係なかったというオチは割と…

夜の勲章

監督:松尾昭典小林旭の映画。意外とちゃんとしてた。探偵映画としてはそこそこだとは思う。小林旭も洒落た魅力で悪くない。まあ犯人は思った通りだったけどね。。。

バトルフロント

監督:ゲイリー・フレダーいやあすげえ面白かった。なんか80年代ぐらいのスタローン映画のような単純明快なもうありがちなストーリーなんだけど、ところがどっこいこれがとても気持ちのいいアクション映画だった。スタローンの脚本がしっかりとツボを押さえ…

白と黒

監督:堀川弘通モノクロ昭和ミステリー。味があってよろしい。プロットもそこそこ練られているし、今でも少しいじればリメイクできるぐらいちゃんとしてる。役者たちもいい。小林桂樹、仲代達矢この辺はさすがだね。個人的には西村晃が気にいった。最後の自…

CAGED -監禁-

監督:ヤン・ゴズランフランスはこの手の鬼畜監禁物多いなあ。まあ目新しさは何もないけど、退屈しない安定感ある出来。シンプルすぎる気もするが、監禁から脱出して反撃するというのは単純なほど面白いのも確か。まあオマケ評価としておこう。

オー!ファーザー

監督:藤井道人伊坂幸太郎原作。登場人物がどこかで絡み合う、まあいつもの伊坂幸太郎節なのだが、話がどうもこじんまりしてるし、そのテクニカルな部分(全然上手くいってないけど)にあざとさを感じる。話をこねくり回してる割には中身がない。父親4人も…

銀の匙 Silver Spoon

監督:吉田恵輔アニメ版はよかった。なので最初はやや冷やかに観てたが、これはこれで良かったのではないか。確かに物足りなさは残るものの、いいとこ取りでエピソードを抽出してたし、酪農についての問題点や動物との接し方などきちんと描けていたし、きれ…

アニメミライ2015/アキの奏で

監督:鈴木洋平アニメーション制作はJ.C.STAFF。太鼓にかける青春。まあありがちなものはあるが、帰郷、父とのわだかまり、田舎町と伝統などなど要所は抑えていて短編だけど温かく真心のこもった作品だった。

アニメミライ2015/ハッピーカムカム

監督:須田裕美子アニメーション制作はSynergy SP。最初は絵が子供っぽく、ちょっと苦手だったけど、段々慣れてきた。うざかった母ちゃんロボだったが、その屈託のない愛情に次第に心が溶けていく。最後はちょっとホロリとさせられた。驚いたのはこれ原作脚…

8月の家族たち

監督:ジョン・ウェルズやっぱり舞台劇か。セリフの応酬が凄まじい。問題だらけの家族たち。父の自殺によって久しぶりに再会した家族だったが、次から次へと家族の秘密が暴露される。中盤の家族団らんの食事シーンの激しい演技合戦に目が釘付けになった。基…

シャーロック・ホームズ 緑の女

監督:ロイ・ウィリアム・ニール1時間強のTV映画のような作品。タイトルが犯人を明かしてるし、そもそもトリックというほどのものはないので正直拍子抜けした。ネタも催眠術とある意味なんでもあり的なものなので、ミステリーを期待してはいけない。最後…

WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜

監督:矢口史靖オリジナルじゃないけど、いつもの矢口史靖らしさは出てた。林業という着眼点はなかなかいいとは思うが、いつもそうだが笑いも感動も物足りないんだよな。こういう職業の見えない苦労や歴史伝統が影で支えられていることはよく分かった。そし…

エウロパ

監督:セバスチャン・コルデロちょっとは期待したんだけど平凡なファウンドフッテージ。この手の宇宙物はもう少し金かけないとショボイし、結局大したことは起きないので拍子抜け。普通に宇宙で起こりうる危険ばかりで、この映画の目的が見えない。まじで何…

ジョバンニの島

監督:西久保瑞穂終戦後、北方領土の地でこういうことが起こっていたんだ。あまり知られていない北方領土の事情をアニメという形で知ることができた。やや淡々としすぎるものはあるが、宮沢賢治風な幻想的なシーンもあったりで観易いものにはなっていた。赤…

一刀斎は背番号6

監督:木村恵吾なんじゃこりゃな珍品昭和コメディ。現代の侍のような男がプロ野球チームに入団しホームランを連発するという基本カルチャーギャップ的コメディなんだけど、話がどうも掴み所がない方向に行くので宙ぶらりんなもやもや感が残る。宿屋の母、浦…

男ありて

監督:丸山誠治主役の志村喬と脇役にまわった三船敏郎。この二人が見れただけである意味満足である。野球映画でもあるこの映画は、家庭を顧みない頑固親父を描いた昭和の家族映画である。頑固すぎる志村にややうんざりするも、それも最後の涙までの前ふりか…

不滅の熱球

監督:鈴木英夫沢村賞でも知られる巨人の伝説的投手・沢村栄治の伝記。まあ映画としては普通だけど、沢村にはこんなドラマがあったのか。まず驚いたのは27歳の若さで戦死したということ。こういう当時の大投手が戦争に行くというのにも驚いた。ハッピーエン…