影なき声

監督:鈴木清順

原作松本清張。そこに期待したがイマイチ。電話交換手が殺人犯の声を聴くが捕まらず、数年後再び殺人犯と同じ声を聴くという話自体は面白いのだが、中盤ぐらいで失速。そもそも途中から犯人の声という設定が関係なくなってしまった。犯人の声を聴いた南田洋子も途中で消え、主役の交代。そしてラスボス感ある宍戸錠が消え、それ以降の犯人が宍戸錠より小物ゆえ、映画としての面白さが失われた。