流浪の月

監督:李相日

当事者しか分からない苦しみは理解できるのだが、とはいえ犯罪は犯罪。ロリコンかどうかは置いといて、誘拐は立派な犯罪。それをあたかも肯定的に描いているのが、なんとも不快感があった。それとこういう事件を起こした者が再会したら、どういう事態になるのか、ちょっと考えれば分かるもんだが。結局お互いでお互いを傷つけることになってしまった。最後は「クライングゲーム」かよ。これで多少は不快感も中和されたが、なんとも考えさせられるモヤモヤ感のある作品。