幼な子われらに生まれ

監督:三島有紀子

結構凄い映画なのではないか。もっと評価されていいと思う。なんだか感情が揺さぶられる映画であった。家族の在り方、他人が家族になるということ、いろいろとえぐられる思いで見入ってしまった。子持ち同士の再婚という状況が複雑すぎる。そこにDVやら左遷やらの問題が一掃雁字搦めにしてしまう。浅野忠信のふと見せる恐さが、ホラー映画に変えることもできたなと。宮藤官九郎が意外に好演してた。愛おしく、それでいて厄介な家族の複雑怪奇な物語。