おかあさんのばか

監督:水川淳三

朝日新聞に掲載されて反響を呼んだ小学五年生の少女の詩を映画化。最初に詩が出てきて、母の死は提示されていたとはいえ、いきなり母親が死んでびっくりした。60年代の素朴な日本の家族や生活がここにある。少女が一生懸命母の代わりに頑張る姿は健気。ほんと平凡な日本のある一家の生活だけだが、このシンプルなモノクロ映画に癒された。