ライク・サムワン・イン・ラブ

監督:アッバス・キアロスタミ

登場人物たちの関係性がいまいち分からない。日本の監督ならこんなことにはならないのだが、イランの監督キアロスタミだからか、言葉が敬語とかタメ口とか微妙なとこが曖昧なので、独特のズレが出ていて妙な味になっている。いつものように長回しが多く、画面に緊張感があり、外国人監督から見た日本人という観点に興味深さはあった。奥野匡という見たことない俳優だが、どこかゆったりした雰囲気を醸し出した爺さんでした。