殺人者はライフルを持っている!

監督:ピーター・ボグダノヴィッチ

ラスト・ショー」「ペーパー・ムーン」のイメージが強いボグダノヴィッチなので、こんな過激な映画を撮っていたことに衝撃。なんの説明もなくいきなり殺戮行為に至るティム・オケリーは不気味。ドライブ・イン・シアターよりも大型ガスタンクでの無差別殺人が印象的。それに並行して引退を決意した怪奇映画スターの話が同時進行し、まあ最後に二人が交わるのだが、それが上手くいってるのかいってないのかイマイチよくわからん。ボリス・カーロフが自分自身のような役を演じており、その貫録と悲哀は素晴らしかった。