あのアーミン毛皮の貴婦人

監督:エルンスト・ルビッチ、(オットー・プレミンジャー

まるで魔法の国のような色使い。絵の中から出てきたり、入ったりと、遊び心ある展開やハリウッドのおとぎ話的な恋愛など、決して悪い作品ではない。エルンスト・ルビッチのセンスの良さは十分感じることができた。ただ終盤ぐらいまではとても良かったんだけど、ベティ・グレイブルダグラス・フェアバンクス・Jrがいい関係になっていく展開がどうもしっくりこない。それならもっと好意があるようなカットがほしかったし、大佐をもっと魅力的な人物像にしておく必要があったと思うのだが。。。