巨人と玩具

監督:増村保造

お菓子屋の仁義なき戦い。といっても実際はお菓子屋というよりは、その広報部のお菓子のオマケの宣伝の奮闘を描く。高度経済成長期の日本企業のあり方や当時の時代の空気感も伝わり、興味深い作品であった。価値観の変化も見られ、日本的な義理人情的なものからドライでアメリカ的なものに変わり出した時代だったのかなあ。。。虫歯こと野添ひとみは、ちょっと鬱陶しかった。最後の宇宙服を着てビーム銃を撃って宣伝する川口浩のうしろ姿に、悲哀がにじみ出ていた。