望郷

監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ

ジャン・ギャバンというと爺さんのイメージしかなく、比較的若い頃(といってもオッサンだが)の作品なので、単純に若いなあと。貫録あるし、リーダー的な役にもあっている。アルジェリアのカスバの迷路のような入り組んだ街も印象的。しかし警察の行動がイマイチ納得がいかない。簡単に捕まえられそうな気もするが。。。ラストシーン、リーダーとして街に君臨していた割には随分と情けない選択をしていて、すんなり納得はいかないが、映画としてはこういう印象的な幕切れがベストなのだろう。