旅情

監督:デヴィッド・リーン

ベニスの観光映画になっている。確かにその美しい街並みは一度は行ってみたいものである。決して悪い映画ではないし、名作といわれているのも分かるが、キャサリン・ヘプバーンに余り魅力を感じなかったのがねぇ。未婚の中年女性の孤独感はよく伝わったが。また恋愛部分にドラマ性がなく印象が薄いのもマイナス。どうもイタリアの伊達男に騙されているように見えるのは偏見か。相手役よりも子役の方が良かったってのもねえ。ただ有名なラストシーンが見れて良かった。