野望の系列

監督:オットー・プレミンジャー

社会派オットー・プレミンジャーらしい政界もの。ヘンリー・フォンダが主役と思いきや、それを取り巻く周りの議員たちの根回し、恐喝、裏切りの内幕が繰り広げられ、非常に見応えあり。なかでもチャールズ・ロートンのふてぶてしい芝居は群を抜いており名演。ウォルター・ピジョンもいい。役者に見せ場があり、名優たちの演技を楽しむ映画にもなっている。この時代にゲイ疑惑という要素を取り込んだので、ことの真相には結構驚いた。