暗黒街の女

監督:ニコラス・レイ

なかなかの佳作。ギャングのお抱え弁護士が踊り子と恋におち、裏の世界から足を洗おうとするが・・・主人公のロバート・テイラーがこの手の映画の主役とは思えないぐらい、ヒーローっぽくない風貌なんだけど、そこが逆にめずらしくていい。ギャングのボスのリー・J・コッブも素晴らしい。最後に”リコは自分のヒーローであり、汚い真似はしない”といった説得をし、それに心動かされたかどうかは分からないが、硫酸を被って死んだリコ。あれは本当の話なのか弁護士の口八丁だったのか。。。