タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密

監督:スティーヴン・スピルバーグ

冒険活劇に必要なもの、それはわくわく感であり、「インディジョーンズ」にはそれがあったが、こちらはやや足りない。まあ出来自体は悪くないけど。どことなく「ラピュタ」の影響を感じたけど、気のせいか。海賊と戦う海のシーンの見せ方も上手いし、何といっても中盤の羊皮紙をめぐる争奪戦のワンシーンワンカットによる流れるようなアクションの連続技には、さすがスピルバーグと唸った。これだけでもこの映画を観る価値はあった。