ミッション

監督:ローランド・ジョフィ

20年ぐらい前から気になってはいた映画で、ようやく観れた。最近見なくなったが、デヴィッド・リーン映画のようなスペクタクル巨編。デ・ニーロ、ジェレミー・アイアンズの静かな中にも力強い芝居で、作品に風格を与えている。E・モリコーネの音楽も素晴らしい。戦火の中を行進するJ・アイアンズ、それを見つめるデニーロの眼差し、悲惨だが美しいラストシーンであった。世界の歴史の中で、何度も繰り返されてきた原住民と権力の争い。神という言い訳なら何をしてもいいのか。全く関係ない原住民が、外からの理論で力でねじ伏せられる。原住民の神とキリストの神、同じ神なのにどっちの神が正しいのか。。。