おわらない物語 アビバの場合

監督:トッド・ソロンズ

アイム・ノット・ゼア」のように同じ役を複数の人間が演じていて、独特な切り口で一人の少女の物語を作っている。トッド・ソロンズはいつも弱者を突き放して、救いが無い感じではないが残酷だ。今回も主人公の少女は辛い現実ばかりに直面するわけだが、それでも暗くならないのは、トッド・ソロンズらしいユーモアとそういった弱者への愛情が根底にあるからなのかなと思った。