2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

エル ELLE

監督:ポール・ヴァーホーヴェンポール・ヴァーホーヴェン健在。ハリウッドで撮ってたら、もっと安っぽくなっていたことだろう。フランスだからかお上品さと猥雑さが微妙に中和されて、ギリギリのところで安っぽさを回避。普通のようで普通でない、人間の多…

THE COCKPIT

監督:三宅唱1時間程度の音楽ドキュメンタリー。OMSBとBimふたりのラッパーの創作現場を密着。ダラダラと新曲を作る過程を見るだけだが、その音作りやラップには興味深いものはあった。スーパーボールのゲームをテーマにリリックとかその軽いノリはいい。N…

立ち去った女

監督:ラヴ・ディアスこれで3時間48分は長い。普通に2時間で収められる内容なのにねえ。時間をかけた分、じっくりと描き、それなりに見応えはあるのだが、それでも長いわ。モノクロのせいかあまりフィリピンという感じがなく、名前もスペイン系っぽいし。復…

ヴェンジェンス

監督:ジョニー・マーティンどっかで観たことあるような内容だが、シンプルな復讐劇でいい。理不尽な悪に普通に怒りが沸くので分かりやすい。近年のニコラス・ケイジ映画ではマシな方。

地球防衛軍

監督:本多猪四郎相変わらず本多猪四郎の映画はチープ。そこが魅力でもあるのだが。いきなり山からモゲラが出てくるのには笑った。しかもデザインがなんか凄い。つっこみ所が多いのもいつものこと。宇宙人の花嫁探しっていうのはよく言えば斬新、悪く言えば…

007 スペクター

監督:サム・メンデスうーんまあまあ。正直それほどすごくはなかったが、ロケ地等の全体的なゴージャス感で、一定のレベルには達していた。スパイ映画にレア・セドゥ、悪役にクリストフ・ヴァルツと新味のないキャストではあったが、まあ無難ではある。ただ…

愚行録

監督:石川慶うーん結局そういう系の映画にしたのね。関係ないと思われていた個々のエピソードが主人公と関連してくる。そして事件の真相も驚きってことなんだろうが、意外と驚かない。そういった事の顛末は正直どうでもいい。それよりも出てくる人間のどこ…

婚約者の友人

監督:フランソワ・オゾン嘘によって、さらなる悲劇が広がっただけ。男の身勝手な行動が周りを不幸にした。それでもこの出会いは良かったのだろうか。たとえ報われないとしても。戦争の悲恋を描いたなかなかの良作。ドイツではフランス人が敵視され被害者ぶ…

ブランカとギター弾き

監督:長谷井宏紀え?監督日本人???。イタリア映画で日本人監督で舞台はフィリピンという、なんかもうよく分からん多国籍映画。1時間強の映画で観易い。フィリピンというより南米かと思った。そして日本は恵まれてると思った。ただそれと同時に日本はど…

炎の城

監督:加藤泰シェークスピアと時代劇は相性がいいのかもしれない。時代劇版ハムレットということだが、ハムレットがどんな話かイマイチ忘れていたが、なかなか面白く観れた。大河内伝次郎や高峰三枝子はいるだけで風格を与えている。主役はまあまあ。あの小…

ビニー/信じる男

監督:ベン・ヤンガー交通事故で首の骨折から復帰したビニー・パジェンサの伝記。悪くはないが、ボクシング映画って基本どれも似た様なもんだ。復帰戦の相手が”石の拳”のロベルト・デュラン。あっちが主役の「ハンズ・オブ・ストーン」(デニーロがトレーナ…

誘惑者

監督:長崎俊一80〜90年代は多重人格ものが多く作られたが、今作もその流れの1つ。まああんまり面白くないが。殺人事件も起こるがその辺は一切放置している。原田貴和子が一番目立っていたかな。凡作。

永遠に君を愛す

監督:濱口竜介1時間弱の短編。うーん微妙。はっきりいってバカップルだと思う。特に女の被害者面が意味不明。なんかあまり愛を感じないし、タイトルが皮肉に思える。

マクファーランド 栄光への疾走

監督:ニキ・カーロクロスカントリー競技の映画はめずらしい。まあコーチと生徒の絆という、よくあるスポコンではあるが、まあまあ観れるものにはなっている。マクファーランドという土地がメキシコ系が多く、移民社会との交流も大きなテーマになっている。…

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ

監督:ロジャー・スポティスウッドいやあロジャー・スポティスウッド久しぶり。80〜90年代のアクション系の監督がイギリスでこんな軽妙な作品を撮ったことが驚き。悪くないよ。こんな風来坊のようなストリートミュージシャンのジャンキーが、こんなに大…

プラネタリウム

監督:レベッカ・ズロトヴスキ焦点が定まってないというか、何が言いたいのかさっぱり。インチキ?霊能姉妹の話と思いきや、最後の方はユダヤ系プロデューサーの方が目立っていたし。降霊術ももっと深くつっこんでほしかったが、形だけで余り重要ではなかっ…

生きてみたいもう一度 新宿バス放火事件

監督:恩地日出夫1980年8月に起きた新宿バス放火事件の被害者、杉原美津子の手記を映画化。こんな事件あったんだね。被害者を襲う現実の厳しさが辛い。加害者への複雑な思いも理解できるようなできないような。加害者が生きてるからこそ、加害者を踏み台とか…

僕とカミンスキーの旅

監督:ヴォルフガング・ベッカー盲目の画家カミンスキーなんて知らない。まあ偏屈じじいと美術評論家のロードムービーなのだが、特にコレといったものはない。カミンスキーに興味ないと長く感じるかも。

亜人

監督:本広克行説明不足で唐突。アニメ版を観てたから理解できるが、もうちょっとルールなど説明したほうがいいのでは。いろいろ端折って、亜人対人間に絞ったのはいいと思うが、この時間ではキャラクターに深みがでない。死んでも生き帰るのでは緊張感がな…