一粒の麦

監督:吉村公三郎

50年代の田舎から都会に集団就職する少年少女たちを描く。少年たちの就職や田舎教師の苦悩など厳しい現実を見つめ、悪い作品ではないのだが、まあ真面目すぎる作りにやや面白味が足りない。若尾文子がこんなに脇役に徹してたのが驚き。生徒のひとり田中三津子という女優がとても可愛かった。