ブルータル・ジャスティス

監督:S・クレイグ・ザラー

奇妙な映画だ。調べたら「デンジャラス・プリズン」の監督かよ。どうりで変な訳だ。序盤はなんか安いB級映画って感じだけど、この映画がおかしいと思い始めたのは、銀行強盗での手が吹っ飛ばされるとこの描写がホラー映画みたいなとこ。そしてサブキャラの無駄に長いシーン。もっといえば最初の1時間ぐらいいらないとも思える。あと容赦ない殺しのシーンなど、とにかく作風がちぐはぐ、だけどクセになる。そして終盤にかけてどんどん面白くなっていく。最後の対決は時間をかけ、夜の金塊争奪が独特のテンポと奇妙な語り口で、他のクライム映画とは一線を画す。いやあ変に長いけど、この映画気に入った。